「コインロッカー投資」という言葉を耳にしたことはありますか?
近年注目されている投資商品の1つなので、この記事ではコインロッカー投資についてまとめてみたいと思います。
私はお客様へ魅力的な資産形成商品をお届けするために、情報収拾も兼ねてあらゆる投資商品のリサーチをしています。
それでは一緒に見ていきましょう!
コインロッカー投資とは?
駅の中や街中に設置してある コインロッカーのオーナーになり、利用料で収益をあげる投資手法 になります。
コインロッカー投資は大きく分けて、2つの方法に分類されます。
「リース方式」と「フランチャイズ方式」です。
それでは早速、それぞれの特徴や初期投資金額などをみていきましょう。
リース方式
初期投資費用:なんと!掛かりません。0円です
ただし、コインロッカーを設置できそうなスペースをお持ちの方向けの内容になります。
場所を設置会社に貸して、売上の何%が収入として入ってくるというモデルなので、場所貸しビジネスと言えるかもしれません。
設置場所に関しては、商業施設や繁華街、駅前や観光地が適しています。
また、設置費用やメンテナンス費用などのランニングコストはすべて設置会社に負担してもらえます。
しかし、コインロッカーの中には①電気を使用するタイプと②使用しないタイプの2種類があり、設置するロッカーが①電気を使用するタイプのものであれば、電気代のみは負担する必要があります。
※月々の電気代は5段4列のコインロッカーで約600円/月ほど
①電気を使用するタイプのコインロッカーといのうはモニターが付いている電子マネーを使えるようなタイプのことを指します。
管理・運営については、清掃や集金といった日々の作業は設置会社が無償で対応してくれるので、実労働が一切発生しません。

フランチャイズ方式(FC方式)
初期投資費用:約300万円
こちらは、コインロッカー会社(以下、本部)とFC契約を結ぶのが一般的です。
土地や空きスペースを持っている方は一握りだと思うので、一般的にはこちらをコインロッカー投資といいます。
初期費用の内訳として、FC加盟金、コインロッカー本体、電源装置、テントやのぼり、その他設置場所代などが含まれています。
約300万円というのは、5段1列のコインロッカーを4列購入してスタートする場合の初期費用となり、大きさによって若干の増減があります。
※ロッカーの原価としては約30万円程度なので大半が加盟金になります。
設置場所に関しては、本部が紹介してくれて契約交渉なども代行してくれます。
日々の清掃や集金なども本部がおこないます。
番外編:自営方式
そして、上記であげた2つの方式以外にも、自営方式という形もあります。
それは、設置場所の確保、コインロッカーの購入、管理・運営も自分でおこなう形式になります。
日々の清掃・集金なども自分でおこなうため、売上の100%が収益になります。
設置場所の確保が大変とされているため、この点が解決できる方は副業として自営方式をやってみてもいいかもしれません。
収益目安は?
リース方式
設置会社によって売上の分配率(%)は異なりますが、オーナーに分配される収益は約45〜50%が平均的のようです。
フランチャイズ方式
以下の三者で収益を分配をします。
契約条件や土地所有者との交渉によって異なりますので、平均的な数字を記載します。
①オーナー(自分)/50%
②場所提供者(地主)/40%
③コインロッカー会社(FC本部)/10%
コインロッカーを設置する場所代に関しては、固定費として支払うのではなく収益を分配する形で支払うのが一般的です。
投資利回りは?
例として、FC方式でスタートした場合の収益イメージを紹介します。
月間売上:90,000円(稼働率60〜70%で計算)
※20室すべてのロッカーが毎日一度利用されたとして
手取り収入:45,000円(90,000円×50%)
年間手取り収入:540,000円(45,000円×12ヶ月)
利回り:18%(540,000円÷3,000,000円)
回収期間:5年〜6年
もちろん、立地などの要因によって売上が上がらないケースもあるため、居住用の不動産投資ほど手堅く売上予測をできるわけではありませんが、その分うまくいった場合の投資利回りとしては非常に魅力的だと思います。
維持費はどうなの?

維持費に関しては、おおよそ10年に一度の頻度で設備機器のメンテナンスが必要になります。
導入する機器台数によって違いますが、掛かるコストとして初期費用の15%が目安と言われています。
修繕コストにしてはあまり高くない印象です。
フランチャイズの更新料などもありません。
FC本部に支払うのは開始時のFC加盟金+月々の手数料(収益の約10%)のみとなります。
メリットは?
投資金額が安い
マンション投資や太陽光投資などに比べて投資金額が圧倒的に安いです。
初期投資300万円で始めることができるので、多くの方が取り組むことができる投資の1つです。
長期間の運用が可能
稼働率が高い土地でコインロッカー投資を始めることができれば、老後まで安定して投資を続けることができます。
コインロッカーの破損が起きてしまった場合でも、コインロッカー設置先の稼働率が高い場合は、定期的に修理費をしたとしても、収益が上回るケースが多いです。
稼働率が低い場合は場所変更可能
コインロッカー会社によりますが、稼働率が低い場合は場所の変更が可能です。
そのため、加盟するFC本部の選定も重要になってきます。
デメリット(リスク)は?
初期費用の支払い
コインロッカー会社のFC加盟金には、ローンが使えずに現金一括支払いのみの会社もあります。
設置環境
コインロッカーを設置後に、急に商業施設の取り壊しや駅の改装工事に伴う設置の場所の変更など、設置場所の周辺環境の変化でコインロッカーの稼働率が変わることがあります。
近隣に低価格のコインロッカーが設置された場合も稼働率が下がることが考えられます。
地主都合による移設
土地提供者が何らかの理由で、貸し出すことをやめた際にコインロッカーを移設する必要があります。
地主の方が、土地を手放したり建造物を建設するとなると、移設の必要が出てきます。
この場合は契約内容にもよりますが、10万円程度の移設費用が発生します。
また、移設先の立地によっては、今設置している場所よりも毎月の収益が大きく下がる可能性もあります。
地主都合による移設リスクはコインランドリーやトランクルームなどの土地賃借型の投資には付き物ですね。
まとめ
外国人観光客の増加、そして2020年には東京オリンピックも控えているため、これから先もコインロッカーの需要は上がってくると思います。
他の投資に比べると初期投資が少なく、高利回りが期待できるため、試しに一つ取り組んでみるのはありかもしれませんね。
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ココザス安藤義人の
【学校では教えてくれないお金の話】
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