9月29日(日)に東京ビッグサイトで行われた資産拡大フェア2019にてセミナー登壇させていただきました。
当日は時間が限られていたので、伝えたいことを全て伝えられたわけではないため、本記事にて改めて要点をまとめさせていただきます。
資産拡大フェア2019
テーマは、不動産投資×海外ファンド
今回の企画は懇意にしている投資用不動産会社様との共同プロジェクトという形式でして、投資用不動産×海外ファンドというテーマでした。
※ファンドは一括投資ではなく積立投資
世の中に様々な資産形成手法がある中で、もっともリスク分散できている組み合わせだと思っています。
何故かというと、
不動産投資/海外ファンドで考えたときに、
・円建て資産/ドル建て資産
・初期コスト掛からず/毎月の積立
・現物資産/金融資産
・長期運用/中期運用
と、様々な軸においてポートフォリオ分散ができるから。
当日の様子を写真で何枚か。



海外ファンドとは?
まず、ファンドとは何か。
簡単にいうと、投資信託のことです。
セミナーではある一つの例を出しましたが、米国の主要インデックス(指標=日経平均みたいなもの)であるS&P500を毎月一定額コンスタントに積み立てていきましょう。
という、非常にオーソドックスな投資法です。
・毎月一定額の積立
・成長を続ける米国株式
・500銘柄への分散
ここがポイント

S&P500とは?
米国の主要インデックス(指標)です。
すごく簡単にいうと、米国版の日経平均株価と捉えてください。
スタンダード&プアーズ ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数で、米国市場に上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出されています。
米国でもっともポピュラーな指数でいうと、「NYダウ」「ダウ平均」と呼ばれる「ダウ工業株30種平均」がありますが、実は僅か30銘柄を対象とした指数なのです。
ちなみに、日本の日経平均株価が225銘柄を基に算出されています。
そう考えると、S&P500は非常にバランスの取れたインデックス(指標)と言えます。
S&P500のパフォーマンスは?
では、過去にどれくらいのパフォーマンスを叩き出しているのか。
以下の比較が我が日本の日経平均株価との比較になります。
1985年を0とした時に、現在は100%程度(約2倍)の日経平均株価。
1990年頃、バブルと言われていた時に300%程度で最高値です。
対して、S&P500は現在は1500%程度(約15倍)成長しているのです。

また、過去70年程度で見ても綺麗な右肩上がり。
ここ20年でもインターネットバブル崩壊、リーマンショック、チャイナショックなど大型の金融危機が何度もありましたが、それらを含めても長期的に伸び続けているわけです。
Wikipediaで調べていただくと、1940年からのリターンが残っていますが、80年間で300倍程度の成長を遂げています。

S&P500の構成銘柄は?
どのような銘柄で構成されているかというと、日本人にも馴染みの多い会社ばかりです。
特徴としては、S&P500の構成比率で上位10位以内に6社はメガ・テクノロジー企業であること。
GoogleもFacebookもAmazonも設立から20年前後の企業ですが、まったくのゼロから世界を牽引する企業になりました。
要は、米国経済はこの25年程度のパソコン→インターネット革命の波に完璧に乗ったからこそ、今での世界のトップに君臨できているのです。
余談ですが、30年前に世界で一番時価総額が大きかった企業は日本のNTTでした。
随分と差が付いてしまったものです…

海外ファンド積立のメリット
ここからはメリットを列挙していきます。
セミナーの時間が限られていたので、おおざっぱに3つ。

まず、完全にほったらかしで取り組むことができます。
具体的に手順をお伝えすると、
1、自分名義のクレジットカードを登録
※当然ですけどマイル移行率が高いカードを選択!
2、毎月、一定額(為替影響あり)自動引き落とし
3、以上!!
15年〜25年程度のスパンで積み立てていくので、日々の相場を気にすることなく資産を大きく増やすことができます。
年に一度くらいのペースで記録を付けておけば十分でしょう。

次に、非常にリスクが低い投資です。
「海外」「ファンド」「インデックス」と聞くと、自分とは縁遠いものに感じてしまう方も多いと思いますが、数多くある金融系の投資の中でも最も手堅い方法が米国インデックスファンドへの積立投資なのです。
理由としては、いくつかあります。
まずは、人口、労働人口、若年労働人口ともに今後20年間はまだまだ堅調に伸びていくと言われています。
そして、ここまでの25年、インターネット革命を牽引してきた企業群が次の30年、AI/IOT革命を引っ張っていくと見られているからです。
GAFAと呼ばれる大手テクノロジー企業たちはもはや企業間での競争よりもいかに国の規制と戦うかが焦点であり、そこまで力を持ってしまったのです。
これからの30年、間違いなくアメリカのテクノロジー企業が時価総額トップを走り続けるでしょう。

そして、最後に。
定期的な収入がある方でしたら、強制貯金の感覚で誰でも取り組むことができます。
不動産投資は銀行融資を活用するため、上場企業会社員の方、公務員の方などが対象となります。
ただし、日本の会社の95%が中小企業と言われているように、不動産投資に取り組みたくても物理的に無理という方も多いと思います。
銀行融資を活用できない方でも不動産投資なみのメリットが得られる投資、それが海外積立ファンドなのです。
クレジットカードをお持ちでない方はデビットカードでも登録できるため、実質すべての方が対象と言ってもいいでしょう。
まとめ
この記事では詳細は述べませんが、リテラシーの高い方であれば必ずやっているのが海外インデックス・ファンドの積立投資です。
有名な逸話があります。
世界的な投資家として知られるウォーレン・バフェット氏が、自分が亡くなった時に備えて、奥様への遺産相続方針をすでに決めているようですが、そこで何と伝えているか。
現金の10%を政府短期債
残り90%はS&P500のインデックスファンド
このように伝えているのです。
実はバフェット氏がトップを務めるバークシャーハサウェイもS&P500構成銘柄の6番目に入っていますしね。
それだけ信頼しているインデックスということで、長期投資ができる方であれば間違いなく右肩上がりに増えていくという確信があるのでしょう。

とは言え、このインデックスをどこのファンド会社から買えばいいのか?
S&P500以外に安定感のあるファンドはないのか?
など、疑問点はたくさんあると思います。
実は国内で販売されているファンドは、証券会社によって手数料がマチマチだったり、わかりづらい点が多いです。
では、どのように商品を見つけていけば損せずに資産を増やしていくことができるか。
また、低リスクと言えど、投資に絶対はありません。
しっかりとリスク含めて勉強したい!という方も多いと思いますので、勉強会を企画してみました。
まずは気軽に海外金融について学んでいただきたいので、興味がある方は是非ご参加されてみてください。
国内と海外金融の違いを学ぶだけでも参考になる点が多いと思います。
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