資産運用としてのアート作品

アート作品が資産運用に

日はアート作品について書いてみようと思います。

富裕層の資産運用において、必ず候補に入ってくるのがアート作品です。

実際、有名な話としてZOZO TOWN創業者の前澤友作氏が123億円で購入したこの作品、非常に有名になりましたよね。

▲ミッシェル・バスキアの《Untitled》

 

他にも成功している創業社長でアート好きな方はたくさんおりまして、例えばGMOグループの熊谷正寿氏はオフィスの中にアート作品を飾っているようです。

挙げればキリがないのですが、なぜ富裕層はアート作品を買い漁るのか。

本日は資産運用の観点で紐解いてみようと思います。

資産運用としてのアート

なぜ、富裕層がアートを購入するのか。

この疑問を考える前に、彼らの思考回路を考えてみましょう。

一代でお金持ちになったような方は基本的に倹約家でケチな方が多いと思います。(私の主観交じりですが、あながち間違いではないかと)

会社経営においては非常にシビアにコストカットしつつ、その一方で数億円、数十億円するアート作品を次々と購入する。

一見意味不明な行動に見えますが、これは衝動買いをしているわけではなく、しっかりとリセールバリュー(再販価値)を計算した上で購入しているケースが多いです。

以前に書いたロレックス投資の記事でも触れましたが、お金持ちはリセールバリューが高いモノを購入します。

・時計ならロレックス
・車ならポルシェやフェラーリ
・クルーザーやプライベートジェットも再販可能なモデルを好みます。

すべて、数年後に売却してもほとんど価値が落ちません。

つまり、一見高価に見えるものでも実は売却時に同じような価格がつく(もしくは購入時よりも値上がりする)ので、実際は高い買い物ではないのです。
※更に節税効果がありますので、実質は大幅なプラスになるケースもある

例えば、バブル期(1980年代後半)に日本の大手保険会社などがこぞってゴッホの絵画作品などを購入して、世間から大変なバッシングを受けていましたが、当時50〜100億円で購入した絵画は今では評価額150〜250億円とも言われているのです。

この30年間で、50億円が150億円になったわけなので、30年間通して4%の複利で回っていたということになります。

ぼちぼちな資産運用ですよね。

資産運用と資産形成の違い

仮に値上がりが分かっていたとして、数億〜数十億円のお金をアート作品につぎ込める人はほとんどいないでしょう。

アート投資は富裕層の資産運用手法なのです。

私たちがまずすべきことは資産運用ではなく資産形成なので、まずは少額から購入できる作品ではじめるべきでしょう。

例えば、以前に私が購入を検討していた作品として、クリムトの絵画があります。

軽井沢のアトリエで出会ったのですが、250枚ほど出回っているうちの1枚でした。

2年前に検討していましたが当時は結局購入できず、、、ただし最近の相場価格を見ても変わらない金額で取引されているので、一度保有して飽きたら売却しても全く損をしませんし、タイミングによっては利益が上がるのです。

お金に余裕があれば、恐ることなく購入して良いと思います。笑

結局は自己満足の世界

とまぁ色々書きましたが、結局アートというのは自己満の世界なので興味がある方は購入すればいいし、そうではない大勢の人には縁遠いものなのかなと思います。

いくら価値が落ちないと言っても、アート作品自体にまったく興味を持てなければ投資対象に入らないでしょうし、不動産などを買い進めた方が良いでしょう。

私はアート作品が大好きで、かつ価値の落ちないものしか買いたくない人間なので、これから様々な作品を購入していこうと考えているのですが、今狙っているものがこちら。

これ、日本の写真家である杉本博司氏の「海景」という作品です。

瀬戸内海に直島というアートで有名な島がありますが、その島にある「ベネッセハウス ミュージアム」という美術館にこの作品が飾られています。

実際の水平線に合わせるように10数枚の「海景」が飾られているのですが、現地で見ると本当に感動しますよ。

アートについて語り出すと止まらなくなるので、このへんにしておきますが。笑

現金収支ではなく資産残高に目を向ける

資産に余裕があって、現金を寝かしているくらいであればアート作品を購入すべきでしょうね。

ニュースで話題になるような大きな話だけでなく、数万円から購入できるものがたくさんあります。

また、大好きなアーティストの作品に囲まれて暮らせると考えたら、ワクワクしますよね!

キャッシュフロー(現金収支)ばかり考えていたら、アート作品はただの無駄遣いに見えるのでしょうけど、バランスシート(資産残高)を考えるようになれば、アート購入は立派な資産運用になりえます。

購入したものがそのまま資産残高に計上され、現金化したくなった時に売却したらすぐに現金に戻せる。

それができる作品であれば、寝かせている現金を値上がり可能性がある資産に移しておいた方が絶対に人生が豊かになります。

 

たまにはこんな観点からも資産運用について考えてみると面白いです。

私はまだこれからなので、コレクションが増えたら再度記事を書きますね!

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