平均寿命と健康寿命について

本日はファイナンシャル・プランナーらしく、寿命について書いてみようと思います。

まず、寿命といっても世界平均と日本平均でわけて考えるべきですし、あとは平均寿命健康寿命について切り分けて考えなければいけませんね。

日本人の平均寿命

年々、寿命が延びているという話はよく聞くと思いますが、実際どれくらい延びているのか。

以下のグラフがわかりやすいのでご覧ください。

※産経ニュースより引用

平成が始まった頃(約30年前)には男性76歳、女性82歳くらいでしたが、それがこの30年で一気に延びています。

男性:76歳→81歳(過去30年で5歳延びた)
女性:82歳→87歳(過去30年で5歳延びた)

ともに5年ずつくらい延びていますね。

60年前はどうだったか

更にさかのぼって、1960年頃の平均寿命を見てみましょう。

1960年頃と現在を比較すると、

男性:65歳→81歳(過去60年で16歳延びた)
女性:70歳→87歳(過去60年で17歳延びた)

戦前は条件がまったく違うので参考にならないと思いますが、第二次世界大戦後の寿命をみていくと、大体10年あたり2〜3歳は平均寿命が延びている計算になります。

世界の平均寿命ランキング

ちなみに、日本は世界の中でどれくらい寿命が長い国家なのか。

意外にご存知ない方が多いようですが、実は日本は世界全体で2-3位の長寿国家なのです。

最新のデータが2018年度のものになりますが、香港は4年連続で世界一の長寿国家に輝いています。

数字を見ると、日本もかなり良い勝負をしていますね。

香港人が長寿である理由

それは「健康的な食事や生活習慣に気をつかっているから」と言われています。

また、香港のメディアでは、「香港人は少しの体調不良でも漢方医や病院を訪れてケアしている」、「香港には身近にハイキングや海水浴などの運動できる場所が身近にあるからだ」、などと香港人が健康である理由を伝えています。

日本人もそうですが、癌、心疾患、脳血管疾患などの死亡率が改善しているように、「健康意識の高まりや生活習慣の改善」が大きな理由のようです。

今後、更に医療が発達していくことで平均寿命は世界的に延びていくと言われています。

その中でも日本人は上位をキープしていくと見られています。

日本人の平均寿命はどこまで延びるか

では、医療の発達によりどこまで寿命が延びるでしょうか。

100年後、300年後のことはわかりませんが、とりあえず30年後くらいのことは専門家が予測を立てています。

あくまで推測ですが、2060年頃には男性84歳、女性90歳まで寿命が延びると言われています。

現在と40年後で比べると、

男性:81歳→84歳(今後40年で3歳延びる)
女性:87歳→90歳(今後40年で3歳延びる)

ということで、平成の30年間で5歳延びた頃よりは鈍化するものの、ジリジリと平均寿命が延びていくと考えられています。

平均寿命と健康寿命とは

平均寿命とは

平均寿命というのは、読んで字のごとく生まれてから死ぬまでの期間のことですね。

Wikipediaを見ると、「0歳時における平均余命」と書いてありました。
うむ、非常にロジカルな答えです。笑

また、平均寿命の「寿命」とはいわゆる「天寿」ではなく、死因にかかわらず生まれてから死ぬまでの時間である。

とも書いてあります。
要は、戦争や事故が少ない国は平均寿命が長くなるということですね。

健康寿命とは

対して、健康寿命というのは「日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間」のことをいいます。

2000年にWHOが提唱した概念のようですが、算定方法としては「平均寿命ー日常的・継続的な医療・介護に依存して生きる期間を除いた期間=健康寿命」ということですね。

日本人の健康寿命は

※大正製薬HPより

データが2016年のものなので、先ほど紹介した平均寿命と若干の誤差がありますが、健康的に生きられる期間が男性72歳、女性74歳でその後、日常的・継続的な医療・介護に依存する期間が男性9年程度、女性12年程度あるということです。

寿命に関する一番の問題点

ここまで様々なデータを並べてみましたが、一番の問題点は平均寿命は延び続けていますが、健康寿命はあまり延びていないということです。

少しデータが古いですが、厚生労働省が2010年に公表しているデータがわかりやすいです。

上の青いラインが平均寿命、下の赤いラインが健康寿命になります。

2001年(健康寿命の計測がはじまった年)から2010年の間で男性の平均寿命は1.48年、女性は1.37年延びていますが、健康寿命については男性が1.02年、女性が0.97年の延びいうことで平均寿命の延びに対して30%程度は延びが遅いのです。

健康でいられない期間(介護を要する期間)が延びれば延びるだけ老後資金が必要になるわけなので、国としては健康寿命を伸ばしていこうということに力を入れています。

まとめ

人生100年時代と言われていますが、私たちが現役の間に平均寿命が100歳を超えることはまずないと思います。

しかし、データが示している通り、確実に日本人の平均寿命は長くなっています。

年金2000万円問題というのは現在の平均寿命で質素な生活を送った場合の不足金額です。

平均寿命と同じペースで健康寿命も延び続ければ良いのですが、健康寿命は延びずに平均寿命だけが延びるようなことがあれば、老後資金はさらに不足することになります。

心身ともに豊かな暮らしを継続しようと考えたら、2000万円では足りず、人によっては5000万円程の金額が必要になる方もいるでしょう。

そのために、今からできることをコツコツをはじめていくべきだと思います。

ココザス安藤義人の【学校では教えてくれないお金の話】

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