※この記事は、メールマガジン(ココザス安藤義人『お金・仕事・住まいのメルマガ』)の内容を抜粋したものです。
※発行日:2021/04/07
こんばんは。
ココザスの安藤義人です。
本日もお金の話を。
いきなりですが、一つ質問です。
最短で5億円の純資産を作るには?
・・・
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答えは「会社を作り、売却すること」
これに尽きるでしょう。
理由はいくつかあるのですが、一番は税金の観点でしょうか。
本日はそんな話を書いてみますね。
日本は個人の所得税率が非常に高いです。
聞いたことがあると思いますが、所得税は「超過累進税率」という仕組みで、まぁ分かりやすくいうと「お金持ちは半分税金で持っていかれる」というやつです。
すごくざっくり説明しますが、
年収1,000万円で手取り約700万円
年収3,000万円で、約1,800万円
年収5,000万円で、約2,700万円
年収1億円で、約4,900万円
年収1億5,000万円で、約7,100円
こんな感じで年収が上がれば上がるほど税率は高くなっていきます。
これだと、いつまで経っても、5億円は貯まらない感じがしますねー。
サラリーマンで出世するにせよ、自ら起業した会社を成長させて役員報酬として自社から受け取るにせよ、「所得」に対しての税率は非常に高い。
しかし、自ら起業した会社をある程度育ったタイミングで売却したらなんと税率は約20%で済みます。
これは自社株の売却という取引なので株式投資の売却益と同じ扱いになるのです。
例えば、旅行予約サイト一休の創業者である森正文氏は会社を創業して約15年ほどで持ち株を413億円で売却しました。
振り返ってみれば1年あたり27.5億円も稼いでいた話になる。
もし仮に役員報酬として取っていたら先ほどの年収例の通り、手取りは半分以下、約200億円ほどです。
ただし、持ち株の売却であれば約20%(=82億円)を差し引いて、331億円ほどが手元に残っているのです。
このように、日本の税法では給与所得(役員報酬含む)を高めても、お金が貯まるペースはとても遅く、株式の売却の方が圧倒的に早く資産を築くことができるのです。

おいおい、、、
そんなデカい話を例に出しても
よく分からねーーよ。
と突っ込まれなので補足しますが、もっと小さいサイズの企業売却というのは毎日あちこちで行われています。
私も知人が会社を売却したり買収したりというニュースを日々耳にしますが、本当に身近なところでも数億円単位の取引というのは起きています。
仮にですよ、あなたが作った会社が真っ赤っかの大赤字だったとしてもービスが素晴らしかったり、チームが素晴らしかったりすると数億円〜十数億円での売却は可能です。
私は絶対に会社を売ることはありませんが、試しに?M&A仲介の会社経由でバリュエーション(企業価値)算定を行ったことがあります。
え?マジ?
こんなに値段付く?
と思うほどの金額オファーでした。
余談ですが、業績以外にも各種許認可や資格なども企業価値アップの材料になります。
うちのグループでは、
不動産業として宅地建物取引業を
転職支援業として有料職業紹介事業を
金融商品仲介業者としてIFA登録を
それぞれ取得しております。
また、先日ようやくプライバシーマークの許可もおりました。
これは日本で1.4万社しか取得しておらず全企業の中でわずか0.4%にあたります。
このように許認可や資格などを取得し、会社の体制を整備していくことで企業の価値というのは高まっていきます。

少し話が脱線しましたが、、、何を言いたいかというと起業してから数年で企業価値が数億円〜十数億円になることや、新規上場(IPO)させて持ち株の一部を売却して現金化することは何もそんなに難しい話ではないのです。
残念ながら日本の税制だと給与所得をコツコツ貯めて億単位の資産を作るというのはかなり厳しい道のりなんです・・・
もしそれを目指している場合には別の方法も模索すべきでしょう。
今の会社に勤めたまま出来る純資産の作り方としては、
1、投資
2、副業(法人格を作って)
このあたりが手っ取り早いでしょう。
私の知り合いでサラリーマンをしながら個人会社で年間5000万円の利益を作っている人がいますが、個人ではなく会社にすることで税率は約30%に抑えられています。
※毎年3500万円ほどは純資産が増える計算
このあたりはまた次回のメールにてお話ししていきますね。
本日のメールの真意としては「まずはルールを知ろうぜ!」って話。
YouTubeでそんな話をアップしているので良かったらご覧くださいな。
追伸、
私と繋がりが深い方には十分伝わっていると思いますが、
私はお金の話ばかりしていますが、自分としては一切お金に興味がありません。
世の中に正しいお金の知識を提供したい。
そんな考えでこのメルマガも書いています。
一つでも学びとれる部分があれば幸いです。
ではでは、またメールしますm__m
(毎週金曜日にお届けしています)